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ペインクリニック PAIN CLINIC

ペインクリニック

ペインクリニックについて

About Medical department

痛みからの解放、
生活の質を高める治療

ペインクリニックとはペイン(痛み)を治療対象とする専門外来です。頸のヘルニアによる頸・肩・腕の痛みや腰のヘルニア、脊柱管狭窄症や圧迫骨折による腰や足の痛み、帯状疱疹、三叉神経痛、癌性疼痛などの痛みを内服薬や神経ブロックを用いて治療します。これらの痛みを緩和させ、行動範囲が広がった、よく眠れるようになったと患者様から喜ばれること(生活の質の向上)を目標としています。

主な疾患と治療法

Disease and Treatment
坐骨神経痛(腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症)

坐骨神経痛ざこつしんけいつう腰椎椎間板ようついついかんばんへるにあヘルニア・腰部脊柱管狭窄症ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう

症状

坐骨神経痛とは病気の名前ではなく、お尻(腰)から足にかけての痛みを示す言葉です。ペインクリニックでみることが多いのは腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が原因の坐骨神経痛です。背骨は頸からお尻まで24個の脊椎骨と仙骨が積み上げられて出来ています。脊椎骨は前から椎体、椎弓、棘突起といった部分からできています。一般に言われる背骨は指でなぞれるこの棘突起のこと指しています。椎弓は大きな半円を描いて椎体とつながっています。半円の内側は空洞となっていて脊柱管と呼びます。首からお尻までつながった脊柱管の中を脳から続く脊髄が通っています。上下の椎体の間には椎間板があり、上下の椎弓は関節でつながっています。脊髄は脊椎骨と椎間板、靭帯などで囲まれています。脊髄からは神経が枝分かれし体の先まで神経が伸びています。枝分かれしたばかりの神経を神経根と呼びます。椎間板ヘルニアや靭帯が厚くなったりする(脊柱管狭窄症)ことで神経根が圧迫されるとその神経の支配する先に痛みが出現します。5番目の間の神経根(Ⅼ5神経根)が障害されるとお尻から太腿、足首までの足の外側に痛み、しびれが生じます。足の後ろ側の痛み、しびれは5番目の腰椎と仙骨の間の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄で神経根(S1神経根)が障害されていると推測します。

検査

①理学的検査:痛みしびれの部位の確認、横になりまっすぐにした足を持ち上げて痛みが誘発されるか、足の筋力テスト、足や腰を指で押して強く痛みの出る場所(圧痛点)を確認します。
②血液検査:感染の有無、薬の処方に関係する肝、腎機能のチェック
③腰のレントゲン検査
④腰椎MRI検査

治療

内服治療と神経ブロック治療が主な治療法です。一度の神経ブロックで痛みが消失することはあまり無く、治療期間は通常、半年から1年程度かかります。高度の麻痺や気づかないうちに尿や便が漏れるといった膀胱直腸障害が出たら手術治療も考える必要があります。

内服薬
ロキソプロフェン、アセトアミノフェンといった通常よく使う鎮痛薬、トラマール、トラムセット(麻薬系鎮痛薬)、抗うつ薬問診や血液検査などで副作用の有無を確認しながら内服薬を処方します。
神経ブロック治療
障害されている神経周囲へ局所麻酔薬やステロイド薬を働かせる方法です。仙骨部硬膜外ブロックと神経根ブロックがよく行われます。神経ブロックにかかる時間は通常、仙骨部硬膜外ブロックで5分、神経根ブロックで15分程度です。
仙骨部硬膜外ブロック
お尻(仙骨)の先端に仙骨裂孔という脊髄の通るトンネル(脊柱管)に続く穴があります。もちろん皮膚で覆われているため目には見えません。指で探ってその穴を見つけ長さ2.5cmほどの細い注射針を通して脊柱管内へ局所麻酔薬を注射します。
神経根ブロック
レントゲンのテレビを見ながら行う神経ブロックです。テレビを見ながら障害されている神経根の近くへ針を進めます。針が神経根近くにきたら造影剤を注入します。造影剤の流れで針の位置を確認し局所麻酔薬とステロイド薬を注射します。
頸部神経根症(頸椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症)

頸部神経根症けいぶしんけいこんしょう頸椎椎間板けいついついかんばんへるにあヘルニア・頚椎症性神経根症けいついしょうせいしんけいこんしょう

症状

頸部神経根症も座骨神経と同様、病気の名前ではなく頸から肩、腕へかけての痛みを示す言葉です。ペインクリニックでみることが多いのは頸椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症が原因の痛みやしびれ(頸部神経根症)になります。首の骨(頸椎)は7個の脊椎骨からなり、脊髄から枝分かれした8本の神経(脊髄神経)がそれぞれの脊椎骨の下から伸びています。但し一番目の頸椎はその上と下から1本目の神経(C1)と2本目の神経(C2)が出ています。そのため頸椎から出る神経は8本となります。肩や腕、手の運動や感覚に関係する神経は5,6,7,8番目の神経です。椎間板ヘルニアや頸椎の加齢性変形(頚椎症性神経根症)がこれらの神経の通り道を狭くしてしまうことがあります。そこへ何かをきっかけにして神経の障害が生じ、痛みやしびれ、筋力低下を来たしたものを頸部神経根症と呼びます。首から出た神経が腕や手のどの部分の感覚に関係するかが分かっていますので、診察する医師にどの部分が痛いのか、痺れているのかを伝える事はとても大切です。例えば腕から手首までの外側に痛みやしびれがあると6番目の神経(C6)が障害されていると推測します。治療については椎間板ヘルニアが原因でも頚椎症性神経根症であっても同じです。

検査

①理学的検査:痛みしびれの部位の確認、頭を後に倒したり横に傾けて圧迫し腕への痛みが誘発できるか、腕の筋力テスト、腕や手を指で押して強く痛みの出る場所(圧痛点)を確認します。
②血液検査:感染の有無、薬の処方に関係する肝、腎機能のチェック
③頸のレントゲン検査
④頸椎MRI検査

治療

内服治療と神経ブロック治療が主な治療法です。一度の神経ブロックで痛みが消失することはなく種々の神経ブロックを組み合わせて行います。治療にかかる期間は通常、三か月、ブロックの回数で25回ほどです。

内服薬
ロキソプロフェン、アセトアミノフェンといった通常よく使う鎮痛薬、トラマール、トラムセット(麻薬系鎮痛薬)、抗うつ薬問診や血液検査などで副作用の有無を確認しながら内服薬を処方します。
神経ブロック治療
障害されている神経周囲へ局所麻酔薬やステロイドを働かせる方法です。星状神経節ブロックと腕神経叢ブロック、脊柱起立筋面ブロック、神経根ブロック、頸部硬膜外ブロックなどがあります。神経ブロックにかかる時間は通常、星状神経節ブロックや神経根ブロックで5分、腕神経叢ブロックや脊柱起立筋面ブロック、頸部硬膜外ブロックで15分程度です。
星状神経節ブロック
首にある交感神経節(星状神経節)を一時的に局所麻酔薬で麻痺させて顔や首、腕の血行を良くし痛みを軽減さ せる方法です。痛みのある側の首で、気管と筋肉の間に指を差し込み頸椎を確認して細い針で局所麻酔薬を注射します。注射の後は止血のため5分ほど指で押さえてもらいます。星状神経節が麻痺すると声のカスレや、瞼が下がる、黒目が小さくなったりといった症状が出現しますが1,2時間程度で回復します。
腕神経叢ブロック
超音波のモニターを見ながら行う神経ブロックです。脊髄から出た5,6,7番目の神経は頸の筋肉の隙間に集まっています。超音波の器機を使ってこれらの神経を確認してその近傍に局所麻酔薬とステロイド薬を注入します。3,4時間ほど腕が麻痺することがあるため、このブロックを受ける際は車で来院するのは避けるか運転者を同伴するようにてください。
脊柱起立筋面ブロック
腕神経叢ブロックと同様超音波のモニターを見ながら行うブロックです。頸部神経根症では背中にも痛みを伴うことがほとんどです。脊柱起立筋面ブロックはこの背中の痛みを緩和するために行います。脊柱起立筋は背骨の後ろにあり、超音波の器械でこの筋肉を確認し局所麻酔薬を注入します。
神経根ブロック
レントゲンのテレビを見ながら行う神経ブロックです。テレビを見ながら障害されている神経根の近くへ針を進めます。針が神経根近くにきたら造影剤を注入します。造影剤の流れで針の位置を確認し局所麻酔薬とステロイド薬を注射します。
頸部硬膜外ブロック
首の後ろから脊柱管内へ針を進め、局所麻酔薬とステロイドを注入する方法です。とても効果が高いのですが合併症が起こった時のリスクが高いため、上記のブロックでも十分な効果が得られないときにのみ行います。
脊椎圧迫骨折

脊椎圧迫骨折せきついあっぱくこっせつ

症状

骨粗しょう症の患者さんでは、尻もち、くしゃみ、不用意に重いものを持ち上げたりといった、ちょっとしたきっかけで、椎体がつぶれることがあります。およそ3人に1人は、骨折時に背中や腰に激しい痛みを感じるといわれています。痛みを感じないこともあるので、少し前のCMで「いつのまにか骨折」と呼んでいたのを覚えている方も多いと思います。脊椎圧迫骨折は、「寝返りをうつ」、「起き上がる」など体を動かすときに激しい痛みがでることが特徴です。

検査

①理学所見:背骨を握りこぶしやゴムのハンマーで背骨を軽くたたき痛みの部位を判断します。
②血液検査:感染の有無、薬の処方に関係する肝、腎機能のチェック
③レントゲン検査・CT検査 ④MRI検査:圧迫骨折が新しくできたのか、それとも昔のものなのかを区別することができます。

治療

コルセットの装着と内服治療、神経ブロック治療が主な治療法です。これらの治療でも痛みが軽減しない場合はBKPと呼ばれる手術を整形外科へお願いすることがあります。

内服薬
ロキソプロフェン、アセトアミノフェンといった通常よく使う鎮痛薬、トラマール、トラムセット(麻薬系鎮痛薬)、抗うつ薬問診や血液検査などで副作用の有無を確認しながら内服薬を処方します。
コルセット装用
手足の骨折ならギプスで骨折部を固定しますが、脊椎の骨折ではギプスの代わりにコルセットで体を固定します。コルセットを装着するだけで痛みはかなり軽減されます。
神経ブロック治療
障害されている神経周囲へ局所麻酔薬やステロイド薬を働かせる方法です。仙骨部硬膜外ブロックと神経根ブロックがよく行われます。神経ブロックにかかる時間は通常、仙骨部硬膜外ブロックで5分、神経根ブロックで15分程度です。
仙骨部硬膜外ブロック
腰椎の圧迫骨折で用います。お尻(仙骨)の先端に仙骨裂孔という脊髄の通るトンネル(脊柱管)に続く穴があります。指で探ってその穴を見つけ長さ2.5cmほどの細い注射針を通して脊柱管内へ局所麻酔薬を注射します。
神経根ブロック
レントゲンのテレビを見ながら行う神経ブロックです。テレビを見ながら障害されている神経根の近くへ針を進めます。針が神経根近くにきたら造影剤を注入します。造影剤の流れで針の位置を確認し局所麻酔薬とステロイド薬を注射します。胸椎(背中)腰椎どちらの圧迫骨折にも行います。
BKP
整形外科で行っている圧迫骨折の手術です。当院でも行っています。骨折した脊椎骨に針を入れ、風船で脊椎骨に空間を作りそこへセメントを注入し、つぶれてしまった椎体を、骨折前の形に近づけ、椎体を安定させ、痛みをやわらげる治療法です。但し、患者さんの全身状態や骨折の状態によっては行えないこともあります。詳しくは整形外科の先生に相談してください。
帯状疱疹関連痛

帯状疱疹関連痛たいじょうほうしんかんれんつう

症状

帯状疱疹は「水ぼうそう(水疱瘡)のウィルス」で起こります。若いころに水疱瘡にかかるとそのウィルスは神経の奥に隠れてしまいます。隠れていたウィルスが何年か後に何かの拍子で暴れだしたものが帯状疱疹です。神経に沿って出現しますので帯状に出現し、殆どが片側に起こります。帯状疱疹には皮膚の症状と神経の症状があります。皮膚の症状は水ぶくれとその周囲の発赤です。神経の症状は痛みと痒み、運動麻痺です。皮膚の症状より前に痛みが起こることも多く、この時期には診断が困難なこともあります。帯状疱疹は神経に沿って出るため頭から足まで全身どこにでも出現します。痛み、かゆみといった神経症状の治療がペインクリニックの仕事になります。髪の毛が風にあたる、下着がすれるいった通常痛くないはずの刺激が痛みを誘発することが帯状疱疹の特徴で、この痛みが治まるまでは治療を続けるようにしています。手足の麻痺は半年くらいで徐々に回復する事が多いのでそれほど心配はいりません。顔や頭に出たときは眼科を受診し角膜炎の治療してもらうこともあります。皮膚症状が激しい間は赤ちゃんなどまだ水疱瘡にかかったことのない人には近づかないようにしましょう。免疫がないため水疱瘡を発症する可能性があります。帯状疱疹を予防するには水疱瘡のワクチン接種が勧められています。

検査

①理学所見:帯状疱疹の部位の確認、緑内障のチェック
②血液検査:感染の有無、薬の処方に関係する肝、腎機能のチェック
③心電図:心電図の所見によっては使いにくい薬があるため

治療

内服治療と神経ブロック治療が主な治療法です。一度の神経ブロックで痛みが消失することはなく種々の神経ブロックを組み合わせて行います。よくなるまでどのくらいかかりますかと聞かれることが多いのですが、「「とても早い人」で1か月、「早い人」で3か月から半年、「普通の人」で半年から一年、「長い人」(数%)で二、三年、場合によっては何十年と続くことがあります」と答えています。どんな人が、どのくらい長く続く痛むのかはまだ分かっていません。非常に残念ですが、そうなった場合は神経ブロックは終了し、内服薬での治療を根気よく続けることになります。

内服薬
ロキソプロフェン、アセトアミノフェンといった通常よく使う鎮痛薬、トラマール、トラムセット(麻薬系鎮痛薬)、抗うつ薬問診や血液検査などで副作用の有無を確認しながら内服薬を処方します。
神経ブロック治療
障害されている神経周囲へ局所麻酔薬やステロイド薬を働かせる方法です。仙骨部硬膜外ブロックと神経根ブロックがよく行われます。神経ブロックにかかる時間は通常、仙骨部硬膜外ブロックで5分、神経根ブロックで15分程度です。
頭や顔の帯状疱疹
星状神経節ブロック
頸から肩、腕にかけての帯状疱疹
星状神経節ブロック、腕神経叢ブロック、神経根ブロック
三叉神経痛

三叉神経痛さんさしんけいつう

症状

三叉神経痛は突発的な激しい,一瞬(数秒から1,2分)の顔の痛みです。食事や会話、歯磨き、洗顔などをきっかけに起こることも、何もしなくとも現れたりします。顔の感覚は三叉神経で脳に伝えられます。脳からでた三叉神経は3本に分かれて額、頬、下顎に枝を出します。1本の枝だけが痛むことも2本以上の枝が痛む事もあります。例えば下顎だけ頬っぺただけ、おでこだけが痛い、おでこと頬っぺた両方が痛い、頬っぺたと下顎両方が痛いなどです。その原因は三叉神経が脳から枝分かれした付近で、隣りにある動脈に圧迫されることによると考えられています。三叉神経痛は歯の痛みにも似ているため歯科を受診、歯科からペインクリニックへ紹介されることもあります。数%ですが 脳腫瘍による神経の圧迫が原因となることもあります。

検査

①理学所見:知覚の検査、圧痛の確認
②血液検査:感染の有無、薬の処方に関係する肝、腎機能のチェック
③脳のMRI検査:腫瘍ではないことを確認する。

治療

内服治療と神経ブロック治療がペインクリニックでの主な治療法です。神経血管減圧術、ガンマナイフ治療も選択肢の一つですが、県内での詳細は筆者には不明です。どの治療法を選ぶかは、患者さんの症状・病態や年齢や希望などを考慮して決めます。

内服治療
カルバマゼピン(テグレトール®)は三叉神経痛の特効薬です。顔の痛みを訴えた場合、この薬を処方し効果があれば三叉神経痛と診断しても良いと言われるほどです。眠気、ふらつき、血液異常、重症の薬疹などの副作用で内服を継続できないこともあります。
神経ブロック治療
三叉神経にあてた針先からアルコールを注入して神経を麻痺させる方法(アルコールブロック)と高周波電流を流し、その熱(約80℃)で神経のたんぱく質を凝固させ神経を麻痺させる方法(高周波熱凝固法)があります。アルコールブロックの方が長く、強く効くのですが、注入したアルコールが思わぬほうへ流れ重篤な合併症の危険があったり、痺れの度合いが強いなどの欠点があり最近では高周波熱凝固法が広く行われるようになっています。三叉神経のブロックには頭蓋骨から三叉神経が出てきた深い所で行う神経ブロックと3本の神経が顔の表面に出て来るところで行う神経ブロックがあります。当科では効果が数時間程度の局所麻酔薬を用いた表面の神経ブロックを行ない、神経破壊薬を用いた深部のブロックが必要な場合はこのブロックの経験豊富な牧港クリニックや琉大病院へ紹介いたします。

実績

Result

医師紹介

Doctor
  • 太田 敏久

    ペインクリニック部長

    太田 敏久Toshihisa Ota

    太田 敏久
    専門分野 | Specialized field
    ・ペインクリニック
    ・手術麻酔
    資格 | Qualification
    ・日本ペインクリニック学会専門医
    ・日本麻酔科学会専門医

外来診療表

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午前8:00〜11:00

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ペインクリニック

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太田 敏久 太田 敏久 太田 敏久 ---

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