皮膚科
皮膚科について
About Medical department身近な悩み、
皮膚トラブルに向き合う
発疹やかゆみだけでなく、ニキビ、皮膚の乾燥、フケが多い、毛が抜けるなど、様々な皮膚トラブルに対する診療を行なっています。また、皮膚の異常は全身疾患の一部として現れることもあり注意が必要です。つらい症状に外見的な悩みも伴う皮膚疾患に対して日々向き合っています。
主な疾患と治療法
Disease and Treatment- 接触皮膚炎(かぶれ)
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接触皮膚炎(かぶれ)
症状
皮膚に直接触れたものが原因で起こる炎症や湿疹をかぶれ(接触性皮膚炎)といいます。 原因となる外的刺激がはっきりとわかっている場合に使われ、身の周りにある全てのものがかぶれの原因となる可能性があります。原因が明らかな場合には「うるしかぶれ」「金属かぶれ」「おむつかぶれ」など、原因物質の名前をつけて呼ばれています。原因物質に触れた部分だけに症状があらわれます。かゆみをともない、じゅくじゅくして赤味をおびた斑点(はんてん)や盛り上がった発疹が出て、さらに進行して水疱(すいほう)ができたりかさぶたになることもあります。その場合、痛みもともないます。毒性の程度や接触時間などにより症状は違ってきます。
検査
貼布試験「パッチテスト」
パッチテストとは、原因物質を皮膚に貼りつけて反応を見る検査ですが、原因となる物質は無限にあるために特定できるまでに時間がかかることもあります。
〈用法・用量〉
本剤を皮膚面に貼付する。貼付2日後に本剤を剥がし、剥がしてから30分から1時間後及び1日または、2日後に反応を以下の基準により判定する。なお、必要に応じて剥がしてから3~5日後にも同様に判定する。
-:反応なし
+?:紅斑のみ
+:紅斑+浸潤+丘疹
++:紅斑+浸潤+丘疹+小水疱
+++:大水疱
IR:刺激反応
〈用法・用量に関連する使用上の注意〉
1.誤った判定をすることがあるので、ニキビ、損傷、皮膚炎のある部位にはパッチテストを行わないこと。
2.副腎皮膚ホルモン剤は、陽性反応を抑制することがあるので、パッチテストを行う1週間前より検査部位への局所適用、内服又は注射を原則として避けること。
3.抗ヒスタミン剤又は免疫抑制剤を全身適用した場合のパッチテスト血管に及ぼす影響は不明であるが、検査部位への局所適用は原則として避けること。
4.多部位に陽性反応が見られた患者は刺激反応又は偽陽性の可能性があるため、判定には十分注意し、後日の再検さ実施を考慮すること。治療
各種外用薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬
- じん麻疹
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じん麻疹
症状
・皮膚に蚊に刺されたような赤みのあるふくらみができ、数時間で消えます。多くの場合、強いかゆみを伴います。
・症状は皮膚の柔らかい部分に出やすく、日々出没を繰り返す場合もあります。
・ヒスタミンの作用で皮膚の血管が膨らむと、皮膚が赤くなり血液の液体成分(血漿)が漏れ出し皮膚の赤みやふくらみが生じます。また、ヒスタミンはかゆみの原因物質でもあります。治療
・蕁麻疹の原因である「ヒスタミン」の働きを抑える、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の飲み薬が治療の基本です。
・蕁麻疹の原因が分かっていれば、原因を避けることが大切です。
・重症の場合にはステロイド薬の飲み薬を使うこともあります。
・外用薬(塗り薬)が処方されることもあります。
- 薬疹
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薬疹
症状
飲んだり、注射した薬や塗り薬によって、かゆみが起きることがあります。
多くは薬物に対するアレルギー反応と考えられています。検査
血液検査
皮膚生検
パッチテスト治療
(1)原因薬剤の中止
(2)ステロイド内服薬 各種外用薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬
- 水疱症膿疱症
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水疱症膿疱症
症状
水疱性類天疱瘡
高齢者に多い病気です。水疱は比較的大きく、緊張性でかたく、破れにくいのが特徴です。
健康な皮膚面に水疱を形成してくることと、紅斑(こうはん)の上にこれができてくることがあります。かゆみを訴えるが、全身症状は軽いことが多いです。検査
血液検査 皮膚生検
治療
ステロイド内服薬 各種内服外用薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬
- 角化症
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乾癬などの角化症
症状
乾癬は一般的に湿疹ほどにはかゆみは強くなく、(出来はじめや、症状悪化時にはかゆみのある患者様は多い)乾癬皮疹と正常皮膚の境目がきわめてはっきりしているのが、特徴といえます。
検査
血液検査 皮膚生検
治療
各種外用薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、免疫抑制剤
乾癬は気長に治療していくことが大切です今の所根本的治療はありません。
乾癬の症状はかなり長い間続きますが、症状を和らげ、生活上不自由しない程度にまで改善することはできます。日常生活における乾癬の症状を悪化させる原因を見つけ出し、取り除くことも重要です。焦らず気長に病気に向き合っていきましょう。
- 感染症
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感染症
症状
細菌性感染症
伝染性膿痂疹「とびひ」
主に夏、乳幼児の顔、体、腕、足に、小さな水疱ができ、破れてかさぶたとなり、まわりに水疱ができどんどん拡がっていく病気です。
水疱内の液が触れると次々と伝染します。ウィルス性感染症
みずいぼ(伝染性軟属腫)やいぼ(尋常性疣贅)、ヘルペス(単純疱疹)など皮膚に直接感染するもの、はしか(麻疹)や三日ばしか(風疹)、みずぼうそう(水痘)のように全身に影響を及ぼすものなど多彩です。検査
採血、培養検査、顕微鏡検査
治療
細菌性感染症
抗生物質を使用します。軽症の場合は内服でも効果がありますが、ひどくなると点滴加療が必要となります。
ウィルス性感染症
軽症の場合は痛み止め(消炎鎮痛薬)の外用または抗ウイルス薬の外用を行います。初感染や中等症、およびアトピー性皮膚炎患者の場合は、抗ウイルス薬の内服を行います。
カポジ水痘様発疹症および重症例では抗ウイルス薬の点滴を行います。
再発を繰り返している場合には、あらかじめ飲み薬をもらっておき、前駆症状が出た場合にすぐ飲む方法が行われることがあります。ただし、次の再発を予防することはできません。
- にきび
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にきび
症状
(1)コメド(面皰・めんぽう)ができる
毛穴に皮脂が詰まった状態のコメド(面皰)ができます。毛穴が少し開いていて、ブツブツが目立つような黒いニキビをオープンコメドと呼び、毛穴が閉じていて、皮膚が盛り上がりしこりを持った白いニキビをクローズドコメドと呼びます。
(2)真っ赤に腫れ、痛みをともなう
皮脂が毛穴をふさいだ状態からニキビが進行すると、毛穴に詰まった皮脂を栄養源として、アクネ菌が過剰に繁殖し、炎症を起こします。患部が真っ赤に腫れあがり、多くは痛みをともないます。一般的にかゆみはありません。さらに炎症が悪化すると膿を持って腫れあがります。炎症が鎮まると、ニキビができたところの毛穴が破壊され、クレーターのような痕が残ってしまうことがあります。検査
顕微鏡検査 血液検査
治療
ニキビの治療には様々な方法があり、症状に応じて適切な治療が行われます。治療の効果が感じられるまでの期間には個人差があります。すぐに効果が出なくても悪化させてニキビ痕を残さないために、医師の指示通りに治療を続けましょう。
「薬物治療」
急性炎症期:面ぽう(コメド)が主体の時
面ぽう(コメド)は毛穴の閉塞を除去する薬剤(塗り薬)が用いられます。
・アダバレン/過酸化ベンゾイル配合剤
・アダバレン
・過酸化ベンゾイル
急性炎症期:紅色丘疹・膿疱が主体の時
アクネ菌の増殖を抑える薬剤や、炎症を抑える薬剤(塗り薬)が用いられます。
・抗菌薬/過酸化ベンゾイル配合剤
・アダバレン/過酸化ベンゾイル配合剤
・過酸化ベンゾイル
・アダバレン
・抗菌薬
寛解維持期
目に見えない微小面ぽう(コメド)を抑えることにより、紅色丘疹や膿疱をできにくくする事ができます、面ぽう(コメド)の新生を抑える薬剤(塗り薬)が用いられます。
・過酸化ベンゾイル
・アダバレン
・アダバレン/過酸化ベンゾイル配合剤
医師紹介
Doctor-
医師
髙橋 智佐子Chisako Takahashi
- 専門分野 | Specialized field
- 皮膚一般
- 資格 | Qualification
- 日本皮膚科学会専門医
麻酔標榜医
外来診療表
Calendar- 初診・再診受付時間
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平日
午前8:00〜11:00
午後13:00〜16:00土曜
午前8:00〜11:00
- 面会時間
-
12:00〜21:00
皮膚科
※受付人数:月〜木曜日は25名、金曜日午前は20名まで。
※受付時間:10:59まで。
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髙橋 智佐子 |
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