• 文字サイズ

098-866-5171 お問い合わせ
Japan Society for Health care Management

第12回 日本医療マネジメント学会
沖縄県支部学術集会

2024.11.16 sat |おもと 天久の杜

第12回 日本医療マネジメント学会 沖縄県支部学術集会 ポスター

ごあいさつ

学会長:大城康一
医療法人おもと会 大浜第一病院 病院長

この度、医療マネジメント学会評議員ならびに県支部長を拝命いたしました。
日本医療マネジメント学会は宮崎先生(医療マネジメント学会会長)を中心として1999年に設立されました。当初はクリテイカルパスを普及させることを主眼にした学会でしたが、社会情勢の変化により医療安全・地域医療連携・医療情報・病院経営・患者サービス・看護業務・薬剤関係・災害医療・タスクシフト・BCP・SDGs・働き方改革等々多岐にわたる課題をとりあげ、医療に携わる多くの職種が参加し、国民の健康と福祉に寄与することを目的とする学会となっています。各県には支部が設けられ支部学術集会等が活発に行われています。
コロナ後、医療従事者が減り、さらに電力値上げによる光熱費増加、材料費等の高騰により、病院経営は厳しくなってきております。日本病院学会の報告によると全国の約7割の病院が赤字経営だそうです。このような状況の中、質の高い医療の提供や健全な病院経営を行うためには、医療のマネジメントは肝要です。

学会長:大城康一

沖縄県支部学術集会は、前支部長おもと会石井理事長のもと各病院の持ち回りにより年1回開催されていましたが、新型コロナウイルス感染症の流行・まん延により、約4年間の中断を余儀なくされていました。今回、久しぶりの学術集会を開催いたします。
内閣府の発表によると、2023年9月現在における総人口に占める65歳以上人口の割合は29.1%で、75歳以上は16.1%です。つまり日本は「4人に1人が65歳以上」という超高齢社会に突入しています。高齢化の勢いはとどまることがなく、今後50年以内に「3人に1人が65歳以上」になるとの予測も出ています。高齢化社会の加速化により、高齢者の救急受診および入院が増えてきています。救急車による救急搬送の件数は高齢者の搬送が6割を占めており、それに伴い、応急処置について「本人や家族の意思を尊重するか否か」などの問題も増え、救急現場ではその対応に追われています。高齢者は有病率が高く、複合した慢性疾患により医療機関にかかる割合が高く、症状が安定したら障害があっても介護にシフトし、症状が不安定になったら病院に入院する。すなわち、 医療と介護のシームレスの強化が今後の課題です。そこで今回の支部学術集会のテ-マ-は「これからの医療・介護連携のかたち~地域包括ネットワ-クの推進」として、特別講演とパネルディスカッションを予定しています。支部学術集会に、多くの職種の方々がお集まり頂き沖縄県の医療マネジメントがさらに発展することを願っております。多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

概要

日時:
2024年11月16日(土) 13:30〜16:30
場所:
医療法人おもと会 大浜第一病院
(おもと天久の杜)
参加費:
会員 500円  
非会員 1,000円
テーマ:
これからの医療・介護連携のかたち
〜地域包括”ネットワーク”の推進〜
学会長:
医療法人おもと会 大浜第一病院
病院長 大城康一
特別講演:
「地域のニーズに応え続ける」
社会医療法人 祐愛会 織田病院
副院長 織田 良正 先生

高齢化の加速も相まって、在宅医療のニーズが急激に高まっています。現在では、入院医療や外来医療と並ぶ第三の医療と位置付けられています。そんな中、今後の医療財源の確保と、自宅での療養を望む患者の声に応えるべく、医療と介護の連携が叫ばれるようになりました。まさにこの辺りの背景が本学会のテーマです。では、病院に所属する会員が圧倒的多数を占める本支部において、どこまで在宅医療の現場を理解できているでしょうか?織田病院では、地域医療の機能分化・連携を推進し、急性期・回復期・慢性期機能の垂直連携の強化を積極的に図っておられます。さらに、退院後はケアの継続を図るための地域の医療機関や介護サービスとの水平連携を推進し、地域包括ケアシステムを全面的にバックアップします。佐賀県における、その先進的な取り組みを特別講演でお話しいただきます。また関連するICT機器のトライアルも予定しております。ご期待ください。

講師:織田良正

社会医療法人 祐愛会織田病院 副院長

講師:織田良正氏

◼︎略歴

2007年3月 佐賀大学医学部医学科 卒業
2007年4月 佐賀県立病院好生館 研修医
2009年4月 大隅鹿屋病院 心臓血管外科
2010年4月 佐賀大学医学部附属病院 心臓血管外科 医員
2011年4月 福岡徳洲会病院 心臓血管外科
2012年4月 佐賀県立病院好生館 心臓血管外科
2014年4月 祐愛会 織田病院 循環器外科
2017年4月 佐賀大学医学部附属病院 総合診療部 医員
2018年4月 佐賀大学医学部附属病院 総合診療部 助教
2019年4月 祐愛会 織田病院 総合診療科 部長
2022年2月 同 副院長 兼任

◼︎所属学会

日本内科学会 日本外科学会 日本病院総合診療医学会 日本在宅救急医学会
日本プライマリ・ケア連合学会 日本循環器学会 日本心臓血管外科学会 等

◼︎資格等

佐賀大学医学部臨床教授(2024年4月~)
医学博士(2023年4月)
日本外科学科会外科専門医/日本内科学会認定内科医
日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医・指導医・評議員
日本病院総合診療医学会認定医・特任指導医
日本在宅救急医学会 広報委員会 委員 等

◼︎その他

一般社団法人地域セキュリティ協議会 理事

当院のある鹿島市は人口約28,000人の市であるが、年々少子高齢化は進行し高齢化率は34.1%(2023年)と全国平均29.0%を大きく上回っている。当院は地域の基幹病院として二次救急医療を担い、年間3000名以上の新規入院患者を受け入れているが、認知症、要介護の割合が高い85歳以上の入院患者が急増しており、医療と介護の境界線はなくなってきている。医療と介護のシームレスな連携を構築するために、当院で行ってきた取り組み、そして今後の展望について紹介する。

パネルディスカッション:
「沖縄県における地域医療の現状と課題」
沖縄県内病院の病院長・副院長・織田先生を交えての座談会

佐賀県で先進的な在宅医療を展開している織田先生と沖縄県南部地域で急性期医療を担っている病院の幹部。
現場視点で互いの病院の医療を見つめ直し、“地域に根差す医療の在り方”を対話[クロストーク]で浮き彫りにしていきます。

一般演題申込:
期限:2024年9月30日

申し込みについて

学会参加のお申し込みはコチラ

お申し込み期限:2024年11月15日(金)まで

一般演題の募集要項ダウンロード

お申し込み期限:2024年9月30日(月)まで

会場アクセス&お問い合わせ

日本医療マネジメント学会沖縄県支部学術集会事務局
〒900-0005 沖縄県那覇市天久1000番地
事務局 大浜第一病院
TEL 098-866-5171 |FAX 098-864-1874
E-mail:m_nishio@ns.omotokai.jp

GoogleMapで確認する

共産企業様情報

クリックで詳細をご覧いただけます(PDF)

協賛

パラマウントベッド ケアコム TERUMO  PERS JAPAN Medico