なるほど実感。手術支援ロボット ~ダビンチ~
おおはま日和
更新日:2023/10/17
地域医療連携センター マエダです。
手術支援ロボット ダビンチ(da Vinci Xi)が当院に搬入され、9月29日(金)に院内スタッフに披露されました。
INTUITIVE社による機器の概要説明につづいて、ロボット手術センター長 徳嶺医師(婦人科)の指導のもと、模型を用いたロボット手術のシミュレーションを多くの職員が体験しました。
手術をおこなう術者は患者様に直接触れるのではなく、サージョンコンソールに座り、モニターに映る鮮明な3D画像を覗き込みながら、手元で作業をするのと同じ感覚で微細な手技を行います。そして、術野に設置されたペイシェントカートがこれを忠実に再現します。今回のシミュレーションでは、ラバー製の小さなコーンの先端に5㎜ほどのリングを載せたり移し替えたりする作業を体験しました。
従来の腹腔鏡手術では、少し離れたところから2Dカメラ越しに長いマジックハンドで行う感覚なのに対し、ダビンチでは手元で実際にコーンとリングを触っているようで、違和感なく細かい作業ができました。
ダビンチはユーザーフレンドリーな環境を術者に提供できるため、安全で精緻な手術を行う上で画期的な機器ということが体験を通してよくわかりました。
現在大浜第一病院では、ダビンチ手術を開始するにあたり外科系各科が準備中です。
まずは婦人科手術からスタートします。
近代外科学が誕生しておよそ200年。手術という医療技術が新たなステージに入ったことを実感した一日でした。
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