緩和ケア
Palliative care緩和ケアについて
緩和ケアとは、病を抱える患者様やそのご家族様一人一人のからだや心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケアとされています。
病気がわかったとき(診断された時)から必要となる医療です。当院では緩和ケアチームがあり、皆様のサポートを行っています。また、認定看護師※も在籍しておりますので、質の高い看護を目指して患者様とご家族にとっての最善の医療を提供していきます。
※認定看護師とは、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有する者として、認定を受けた看護師をいいます。
緩和ケア認定看護師
・疼痛、呼吸困難、全身倦怠感、浮腫などの苦痛症状の緩和
・患者・家族への喪失と悲嘆のケア
緩和ケアチームとは
痛みなどのつらい症状や、不安などの気持ちのつらさを和らげ、患者様とそのご家族様がその人らしい生活を送れるようにお手伝いする専門チームです。
当院の緩和ケアチームメンバーは、医師・看護師・薬剤師・リハビリ専門職・栄養士・ソーシャルワーカーなどの多職種から構成されています。それぞれの専門性を活かし、患者さんやご家族のからだや気持ちのつらさを和らげるようチームで協力しお手伝いしております。
緩和ケア週間
緩和ケアチームでは、毎年10月「世界ホスピス緩和ケアデー(World Hospice & Palliative Care Day)」にちなんで、緩和ケアについて知ってもらうための催しを行っています。
緩和ケアやがん治療に関する色々なパンフレットを来院された方へご案内したり、ソーシャルワーカー、薬剤師の相談、リハビリスタッフによるハンドマッサージを行いました。「緩和ケアってどういうものか知りたい」と足を止めてくださる方や「治療中はどんなものを食べたらいいのかしら」とがん治療中の食事についてお困りの方など様々な方が立ち寄ってくださいました。
こういった活動を通して、緩和ケアについて多くの皆様に知ってもらえればと思います。
ハンドマッサージ
緩和ケアでは患者様がリラックスできるケアを大切に考えております。そのため私たち緩和ケアチームでは昨年度より緩和ケア週間においても多くの方にリラックスできる時間を提供できるようハンドマッサージコーナーを設けております。実際体験された方で「気持ちよかった」「介護している母親に同じようにハンドマッサージをやってみたい」などのお声をいただきました。ご自分のため、あるいは家族・知人のためにハンドマッサージを実践してみたいという方、それ以外の方も大歓迎です。リラックスできるひとときをぜひご体験ください。お待ちしております。
様々なご相談(ご相談コーナー)
緩和ケア週間では専門職による(管理栄養士、薬剤師、看護師、社会福祉士)ご相談を承っております。日常生活において食事やお薬、生活について困ったことなど、また緩和ケアについて詳しく知りたいことなど気軽にご相談ください。