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CONVALESCENT
REHABILITATION

回復期リハビリテーション

心身ともに回復した状態で
自宅へ、社会へ

専門職種のチームによる集中的なリハビリテーション

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患または大腿骨頚部骨折などの病気で急性期を脱しても、まだ医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者さんに対して、多くの専門職種がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。当院の特徴である個室で、日常生活動作(ADL)へ積極的に働きかけ改善を図り、家庭復帰を支援しています。

※患者様やご家族の方が介入したカンファレンスなどを行っているのは回復期リハビリテーションの特長です。 また、栄養士や他職種が加わっているのも大きな特徴の一つです。

当院の回復期リハビリ施設基準

当院は一番高い要件である「回復期リハビリテーション病棟入院料1」を算定しています。

必要条件

  • 当該病棟に専任の常勤社会福祉士が1名以上配置されていること。
  • 休日を含め、週7日間リハビリテーションを提供できる体制を有していること。
  • 当該病棟において、新規入院患者のうち30%以上が重度の患者であること。
  • 重度の患者の30%以上が退院時に日常生活機能が改善していること。
  • 当該病棟において、退院患者のうち他の保健医療機関へ転院した割合が70%以上であること。

実績

リハビリテーション後の在宅復帰率

85.5


(2018年度)

回復期リハビリテーション病棟の一日

  • リハビリ開始
  • リハビリ終了

リハビリは1日に2〜3回あります。
最低でも午前1回、午後1回リハビリがあります。
入浴はリハビリの合間に入っていただきます。
入院生活中に日々行う「洗面」「トイレ」「着替え」「お風呂」などもリハビリになります。

スタッフ体制

回復期リハビリテーション指導士資格保有者
理学療法士
11
作業療法士
13
言語聴覚士
6

回復期リハビリテーション病棟の特徴

充実したリハビリテーションの提供
  • 365日体制で充実したリハビリテーションを提供します。
  • より日常生活を想定したリハビリテーションを提供するために、屋外歩行練習、外出リハビリ、自動車運転再開支援、調理訓練、VF(嚥下造影検査)などを実施しています。
  • 離島患者様の退院支援も積極的に実施しています。
個室対応
  • 高次脳機能障害を含め、患者様個々人の身体機能に合わせたお部屋の環境設定を実施しています。より退院後の生活に近い病室環境にすることで、リハビリ以外の時間も生活リハビリが可能となります。また、私服・靴でのリハビリを推奨しております。
各種カンファレンスを開催
  • 転倒/転落予防カンファレンス:身体機能の不自由さから転倒や転落が予測される患者様の危険防止の為に多職種が集まり病室内の環境設定などを実施します。
  • ブレースカンファレンス:装具作成検討を目的に、リハビリ医とリハビリスタッフにてカンファレンスを実施します。
  • 調理カンファレンス:退院後、調理活動が必要な方に対し調理練習を実施しています。調理練習を実施する前には、担当リハビリスタッフを中心に予測される課題点や患者様に合った調理方法や手順、道具の検討などを話し合います。
  • 排泄カンファレンス:排泄に課題のある患者様の現状を多職種間で情報共有し、評価・治療の計画を話し合います。
  • NST(Nutrition Support Team):リハビリ栄養の観点から多職種で構成された医療チームで患者様に最良の栄養療法を提供しています。

回復期リハビリテーションの様子

長下肢装具での歩行練習

屋外歩行練習

自動車乗り降り練習

調理練習場面

多職種での各種カンファレンス

VF検査(嚥下造影検査)

※バリウムなどの造影剤を含んだ食事をX線透視下で食べてもらい、透視像をビデオやDVDに記録し、嚥下運動や適切な食形態を評価・診断する検査です。