こころと体の
ヘルスケアセンター
円滑なコミュニケーションの推進を担う
こころと体の
ヘルスケアセンター
近年の国の政策の中で、職場におけるメンタルヘルス対策については、重点項目としています。
組織全体の心の健康レベルを引き上げることにより、企業の活性化や生産性の向上につなげようという考え方もでてきています。
平成23年5月には、厚生労働省内に「職場におけるメンタルヘルス対策検討会」が設置され、各事業所では、メンタルヘルス対策のより一層の強化が求められるようになりました。
これらの状況を踏まえ、おもと会においてもメンタルヘルス対策の一層の推進を図ることとし、職員も積極的に協力し、取り組みを着実に実施していくことを基本として「こころと体のヘルスケアセンター」を設立しました。
Greeting
センター長挨拶石井 民子/ Tamiko Ishii
産業医
健康に生き生きと働き続けるためには、人と話をするのはとても大事なことです。話すだけですっきりしたり、自身の思いや考えが整理できたりするものです。時には第三者に話をするのも一つの手です。そのような時の選択肢の一つに当センターをご利用いただきたいと考えています。
当センターの強みは、多職種で構成されていることです。精神科産業医と公認心理士が、カウンセリングを担当し、必要があれば社会福祉士が、社会資源に繋げる役割を担っております。
また保健師は、企業の財産である職員の健康づくりの観点から、毎年ストレスチェックの結果を分析し、課題解決の取り組みを進めています。今後は、職員一人一人の健康管理のお手伝いが出来るよう、体制を準備しています。
一人でも多くの皆様の力になりたいと思っております。
基本理念
おもと会職員ならびに全学生のメンタルヘルス支援に積極的に取り組み、職員と学生の心身にわたる健康の保持増進を図り、それぞれが自分の能力を十分に発揮できる快適で健康的な職場作りを行う。
基本方針
メンタルヘルスについて、職員一人ひとりの気づきを促すための教育、研修、ストレスチェック等を実施する。
相談体制を整備し、休職・休学後の復帰を支援する。
センターの目標
1.職員全員が心の健康問題について理解し、心の健康づくりにおけるそれぞれの役割をはたせるようにする。
2.円滑なコミュニケーションの推進により活気ある職場づくりを行う。
3.職員全員の職場環境による心の健康問題を発生させない。
職員体制
・産業医 2名
・公認心理士 1名
・保健師 2名
・社会福祉士 1名
・事務 2名
センターの活動
ご存知のように、病院内には様々なセクションがございます。
労働安全や医療安全を担う委員会、やりがい支援、教育研修機関、CRM、さらには経営戦略を立案する部署などです。全施設の、そのような全てのセクションへ横断的に、連携・介入していくのが、当センターです。
様々な活動を行っておりますが、一番中心となるのが、職員・学生を対象としたカウンセリングの実施です。
通常のカウンセリングは、病院外にあるカウンセリング室で実施されます。それ以外にも、所属先への出張カウンセリングに加え、定期的に各施設を訪問していきます。希望された場合や、必要だと判断した場合は、そのご家族にもカウンセリングを行うこともあります。
当センター立ち上げによる主な効果
- ●周囲に相談できない職員へ、第三者が関わる
- ●(カウンセリングは)相談者の考えを整理することに役立ち、本人と上司双方の不安軽減へ
- ●各施設の労働安全衛生委員会へ、具体的な課題解決策を提案
- ●復職復学までのプログラムを上司や教員と一緒に作成
- ●カウンセリングのフィードバック
- ●職員の健康管理のサポート
- ●産業医のサポート
- ●全施設への労働安全衛生委員会の立ち上げ